このウヰスキーもストレートで楽しむべきである。

 昨日午後、陽気に誘われて隅田川畔へ散歩に出掛けた。墨堤の桜は、高速道路の排気ガスの関係で台東区側の桜よりも、墨田区側の方が開花が早い。
 行けば、一部が八分ぐらい。ほとんどが二分、三分というところだった。人出はそこそこあり、みなさん春の風景を楽しんでおられた。
 遅めの昼を、アサヒビールのウ○コビルの階下にあるレストランで取った。ランチは一〇〇〇円ちょっとのもので、このサービス・メニューについてはコメントは一切ない。
 ビール会社系列のレストランだから、当然生ビールは提供するが、スーパードライをわざわざ呑む気はなく、レーベンの生には心魅かれたが『マッサン』最終回を記念して、ブラックニッカ・クリアのハイボールにした。しかし、私はニッカ商品でも、ハイ・ニッカは好むが、量産されているブラック・ニッカはあまり好まない。しかも出てきたハイボールは、炭酸ばかりの爽快さで、ウイスキーの香りの欠片も無かった。
 ところが食後に、宮城峡12年のシングルモルトをシングル一杯、ストレートで頼んだのが、これが誠に上質かつ美味なるウヰスキーであった。こういうウヰスキーを竹鶴は目指したはずである。この一杯だけで、大変豊かな心持になれた。
 家人はこのまま帰宅、私は飯田橋のギンレイへ行って、映画を一本見てから帰宅。
 夕刻、長屋で初号スーパーニッカを開けて、ストレートで楽しんだ。このウヰスキーもストレートで楽しむべきである。